管理入院に至るまで(子宮頚管長の推移)
双子ということもあり、切迫早産になる可能性が非常に高く、管理入院があるかもしれないということは事前に病院から案内を受けていました。
【22w3d】
妊娠中期からお腹はよく張ったのですが、22週の妊婦健診のときの私の子宮頚管長は37ミリもあり、頚管長は長めの体質かもね!なんて、先生に言われて、お腹が張ってもこんなとのかなと、すっかり油断しておりました…。
【24w5d】
しかし、その約2週間後、24週の妊婦健診でのこと。子宮頚管長22ミリとなっており、先生から「今の週数で短すぎます。20ミリ以下になったら入院です。今日のところは自宅安静にしますが、来週も来てもらって短くなっていれば入院ですので気をつけて生活してください。」と言われました。この頃はまだ産休前で、あと2週間は働く予定でした。先生から、「仕事はしてますか?出勤ありますか?」と、聞かれて、週2-3回出勤して他は在宅勤務であると答えたところ、そんなに出勤しているの、とんでもないというような表情をされてしまいました…。また、この日から、リトドリンという張り止めの内服薬が処方されるようになりました。
仕事の引継ぎは全然終わっておらず、突然仕事を休むわけにもいきませんでした。しかし切迫早産の危機のため、勤務先と相談して基本的に毎日在宅勤務にできるよう対応していただきました。
【25w5d】
入院を示唆された翌週、テストを受けるようなら気持ちで再び診察に訪れました。妊娠25週、子宮頚管長は…25.5ミリ。少し伸びた!!(3ミリ。これって誤差?笑) 短くはなっていないということで、この日も入院を免れて、また来週に経過を観察することとなりました。
【26w6d】
妊娠26週、今日の子宮頚管長は…26.6ミリ。さらにほんの少し伸びた!!笑 ぎりぎり長さを維持できているということで、引き続き自宅安静となりました。今の週数から毎週診察は大変でしょう、ということで、次は2週間後の妊婦健診の診察で良いとのこと。お腹がすごく張ったり、トラブルがあったら必ず病院に連絡するようにと言われたものの、基本的にはあと2週間は自宅安静となりほっとしました。
【28w6d】
妊娠28週の妊婦健診。無事に仕事も納めて産休に入り、美容院で髪の毛も短くして、もう管理入院も覚悟していました。管理入院になるときには、帰宅できずそのまま入院になるケースが多いこと、その場合には家族に荷物を持ってきてもらうことになると聞いていたので、自宅で荷造りを済ませて、健診に臨みました。
…しかし、なんと、診察ではまさかの子宮頚管長の測定なし!!「毎回内診する必要はないですよー。」とのこと。「入院してもしなくても安静には変わりないからね。入院したほうが食事も出るし、入院希望であれば空きがあるか確認しますよ。」と。私が通院している病院(愛育病院・田町)は主治医制ではないので毎回先生が変わるのですが、先生によって判断が違うということなのか、子宮頚管長テストに来たつもりが、テストなし!不安ではあるものの、内診で測ってもらって子宮頚管長が短くて、強制入院になるのも嫌だな…と思い、積極的に内診は求めませんでした。ということで、子宮頚管長は分からないまま、入院回避し、自宅安静継続になりました。
緊急管理入院へ(30w6d)
妊娠30週の妊婦健診です。今日はさすがに子宮頚管長を測るだろうな、20ミリありますようにと祈る気持ちでした。
…しかし、現実は甘くはありませんでした。
内診中のエコー画面上で、先生が長さを測っているところが見えるのですが、13.5ミリ、違うとこで測って16.3ミリ、また違うところで測って14.6ミリ、「お腹に力を入れてみてください」と言われてお腹にぐっと力を入れて測定すると10ミリ!!? 見ていた先生が、ベテランとお見受けする他の先生も呼び、その先生も一緒に画面を見るなり、瞬殺で「入院ですね。」と一言。
覚悟はしていたつもりが、やっぱりショックでした。コロナのため、現在は入院すると面会が一切禁止です。切迫早産の不安と闘いながら、ずっと一人…心細くて涙が出てきてしまいました。
それから、バタバタと入院の手配が進んでいきます。部屋の空き状況が確認され、これから入院前の検査があると案内されます。「10ミリ!!?そしたら車椅子ね!」と車椅子がやってきて、車椅子に乗せられ、通い慣れたいつもの外来の診察室から退出…。この外来の診察室にはもう来ないんだろうなぁとふと思いました。
車椅子で運ばれていると、他の患者さんたちの視線も感じて、ますます孤独な気持ちになりました。
ちなみに、一度帰るなんていう選択肢の提供はもちろんなく、当然のように「即入院」という流れに身を任せるほかない状況でした。笑
管理入院前の検査
管理入院にあたって、改めて採血検査と、心電図検査も行われました。
外来フロアにある検査室で、採血と心電図検査を済ませ、病棟へと送られました(ずっと車椅子移動)。
管理入院1日目
私は、MFICU(母体・胎児集中治療室)の病室へ運ばれました。愛育病院(田町)のMFICUの病室は全て個室のようです。
医師から、入院にあたっての治療方針の概要と、いつ緊急分娩になってもいいように、帝王切開の説明等を受けて、一通りの同意書にサインをしました。
その後、検温、血圧測定、動脈血酸素飽和度測定(人差し指をクリップ状のもので挟まれて一瞬で測定完了)をして、NST(ノンストレステスト)が開始されました。
NSTでは、赤ちゃんの心拍数と母体の子宮の収縮具合が分かるとのことです。約1時間45分もNSTをしていました。
NSTをしながら、先生が、「思ったよりはお腹張ってないから、点滴にするか内服にするか迷うところね。」とおっしゃいました。しかしこれまでも約1カ月半、リトドリンという張り止めを1日4回内服継続しており、それで自宅安静していても子宮頚管長が短くなってしまったのであれば、やはり点滴にしましょうということになり、NSTをやりながら点滴開始となりました。
点滴は、リトドリン塩酸塩点滴静注液50mg(濃度5%)で、張り止めの点滴の中では一番濃度の低いものとのことです。生まれて初めての点滴は思ったより痛くて、ずっと違和感がとれません。
点滴開始1時間後くらいに、再度、検温と血圧測定がありました。先ほどより体温が0.6℃も上昇して微熱になっていたのでびっくりしましたが、リトドリンの副作用でそのくらい上がるのは普通なんです、との看護師さんの説明でした。
リトドリンの内服を開始した当初も、服薬後は動悸とほてり、手の震えの副作用がありました。リトドリンの点滴の場合も同じような副作用でしたが、内服よりも少し強めに副作用を感じました。夕食時にはお箸を持つ手がプルプル震えて食べにくかかったです。
入院荷物については、夫に仕事を早退してもらい、病院に差し入れてもらいました。家族がすぐに対応できない場合ってどうなるんだろう…と思いましたが、入院初日に限っては、夜間でも例外的に差し入れを許可してもらえるとのことでした。それでもすぐに対応してくれた夫には感謝、感謝です。
こうして私の管理入院生活は始まりました。
これからも管理入院生活の詳細をアップしていく予定ですので、どうぞよろしくお願いします!
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